私のかんそうき

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「アントマン」の感想

アントマン」(2015)の感想

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オープニングとエンディングの音楽がかっこいいと思ったらエンドクレジットを見たらエドガー・ライトが絡んでいたのね。
なるほど、すべりギャグのシーンがあったのはこの人のせいか・・・

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脚本エドガー・ライトにしてはまとまっているなと思ってウィキペディアを見たら途中降板と書いてある。なるほど・・・じゃあ音楽も関係ないのかな。人間やヤギが肉片になるあたりの悪趣味な感じはライト脚本の名残があるような気はする。

映画は楽しいしよく出来ている。特にラストのイエロージャケット戦は見応えがあった。イエロージャケットのデザインはかっこいい。
ただ最初のアントマン化シーンが自分の中では面白さのピークだったかな。もう少し弱いヒーロー像をイメージしていて、後のヒーローになる流れはヒーロー映画らしい展開でいいんだけど、当たり前だが非現実的な話でもあるので思ったほどテンションは上がらなかった。
家の周りとか、身近な世界で冒険するような話が見たかったなあ・・・あ、それミクロキッズだな。

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アントマンは伸縮自在だけど、映画としては縮んだままのほうが面白いよね。縮んで活躍したはいいものの、どうしても元に戻らなくて困る・・・そういう面白さもあるかと思っていたんだけど残念ながらそっちじゃあ無かった。あくまでもヒーローもの。
せっかくなのでエロい事しに女の子の部屋に潜入するアントマンとか見たかったけど、主人公は子持ちの親父設定だから無理か。せめて向こうの旦那に嫌がらせするとかはして欲しかった。

ヒーロー映画としては良く出来ているけど、ミクロ化妄想映画としては残念な出来だった。もちろんそれを求めるほうが悪いんだけどね。
でもヒーロー映画としてももっと早くイエロージャケットは登場して大暴れする展開のほうが良かった気はする。ミクロ兵器の恐ろしさを描く意味で。
小ささを活かした潜入ミッションパートとか、マイケル・ダグラス親子のパートとか良かった所も多いけど、なんとなく全体の出来としては小粒な感じも否めない。
今作はアントマン誕生編なので、もっとすごいスペクタクルは次回作に期待かな。