「銃夢火星戦記」2巻の感想
「銃夢火星戦記」2巻の感想
1巻はガリィの幼年期編で、このまま丹念に火星でのガリィの成長を描いていくのかなと思っていたら、2巻はいきなり現代に戻り、さらにエーリカとの邂逅から始まったのでちょっとびっくり。
1巻はあくまで序章ということだったのね。地味な展開ではあったけど、もう少し幼年期編も見たかったような。
2巻はエーリカとのバトルから始まりカエルラやリメイラなど過去のキャラたちが再登場、さらにZOTT編から裏で暗躍していたとされる謎の黒幕の存在が明示される。うーん相変わらずうまいこと話をつなげるなあ。
でもショックなことにエーリカが○○なことがあっさり判明してしまうので、話がつながったぶんエーリカのキャラクターとしての存在感は若干軽くなってしまったように感じたのだった・・・エーリカは性格も軽いんだけどね・・・
敵となる新キャラクターたちはまだどうなるかわからないけど、別に黒幕がいるので彼ら自身はあんまり重要な役割を背負っている感じが無かったのは残念。ドラマもまだ見えてこない段階だからしょうがないか。
新しい仲間キャラクターのバーサーカー銃ダンコはかなり面白そうなキャラクター。こういうギミックのアイデアは相変わらず面白い。
謎でストーリーは引っ張っているけど、キャラクターのドラマ性の部分ではまだまだこれから。銃夢初期の頃のように、敵が悲しみを背負ってきれいに散っていくようなストーリーを期待したいけどどうなるかなあ。