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「The Swapper」の感想

「The Swapper」の感想

THE SWAPPER(リンク先は任天堂の紹介ページ)

PS3、PS+のフリープレイ版でプレイ。
メトロイド風探索アクションゲームだと思ったら、探索要素はほとんど無く、純粋なパズルゲームと言っていい内容だった。
直線上の任意の地点にクローンを作成、スワップ光線で魂を交換するという設定で、本体とクローンの位置を入れ替えて移動しながらパズルを解いていく。
クローンは本体の動きをなぞり、遠くのスイッチにクローンを置いたり移動させたりして、宇宙ステーション内を移動するのに必要なセキュリティオーブを取るのが目的。
このスイッチを踏んで次にここにクローンを作って移動してスワップして・・・と手順を読んでいくタイプのパズルで、最初は簡単な問題なのだが、終盤は結構手順が複雑になり、なかなか正解を見つけにくくなっていく。自分は一箇所WEBで答えを見てしまった・・・
パズルはすんなり解けると実に気持ちいい。操作が難しくないのも良い所。敵キャラが存在せず、敵にやられたり何かに当たったりなどのアクション中の死が基本的に無いので、パズルに集中できるのも個人的には良い点。
唯一アクションらしいのは落下中のアクションで、高いところから着地すると主人公は死んでしまうので、着地する直前に低い位置にクローンを作ってそこにスワップしなければならない。一見難しそうだが、クローン作成時には時間がスローになるのでゆっくり操作することができる。また逆に高い位置に自分を持っていくことも可能で、スロー機能のクローン作成+スワップで空間内を自在に移動する忍者のようなプレイは素晴らしいアイデアだと思った。

ゲームはマルチエンディングで2つのエンディングがあるのだが、どうやら一つを見たら引き返せず、もう一週しないともう一つが見られない仕様のよう。
自分はこのゲームが楽しかったのであまり苦にはならなかったが、こういう二週目強制みたいなのはちょっとどうかと思った。一つのエンディングは見応えがあったんだけど、もう一つはあんまり大したことないのがちょっと残念。

演出、ビジュアルは文句なし。ストーリーはゲームアイデアからでっち上げた感は強いけど、十分凝ったSFになっていてこれもなかなか良い。なかなかと若干控えめな評価なのは最初のプレイだとストーリーが何が何だかわからないから・・・ まあ今もよくわかってないんだけどね。でもSFはこういう難解さも楽しさの要素の一つだと思うので、謎が残り頭にもやもやが残る感じもまた良し。欲を言えばエンディングがもう一つあって、ヘッドウォッチャーと会話するみたいなラストがあると良かったかな。まあそこらへんは次作に期待(あるかわからんけど)。

トロフィーは攻略サイトを見ないとまず取れないと思う。自力ではしらみつぶしにマップを調べる必要があるのでかなり大変。
あとトロフィーは関係ないけど、ウォッチャーのログで抜け番があるんだよね。調べてないけどあそこは気になった。

難易度は難しいほうかな・・・ボリュームは程よいサイズだと思う。2回クリアしたけどうーんなんだかまたやりたい・・・不思議な中毒性があるゲームだなあ。続編があるといいね。